動物病院のバックヤードから犬猫の問診まで!本格獣医さん体験 ライターなまず美紀さんレポート

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レポート:動物病院のバックヤードから犬猫の問診まで!本格獣医さん体験【前編】

ライターのなまず美紀です。

「成城こばやし動物病院」(東京・成城学園)で開催された獣医体験の様子をレポートさせていただきます!

対象は小学3年生から中学3年生。全2回のプログラムで初回は7月15日(月)でした。

「成城こばやし動物病院」は今年(2024年)で開業31年目。現在は8名の獣医師を含む28名のスタッフが勤務しています。診断や手術からトリミングなどのケアまで行い、入院施設完備。ペットホテルの運営も行い、地元のペット愛好家の皆様には、とても心強い存在です。

当日お迎えしてくれたのは、同病院代表で獣医学博士の小林元郎先生(もすけ先生)と愛玩動物看護師のひろ子先生です。

今回の参加者は小3年生から6年生の9名。偶然この日は全員が女の子でした。緊張気味の子ども達ですが、白衣をプレゼントされて嬉しそう。

プログラムは、主催の一般社団法人Purrrrfect代表芳村かれんさんの挨拶からスタート。

前半は座学で、もすけ先生の講義、ひろこ先生の講義と続きました。後半は院内のバックヤードツアー。犬と猫とのふれあいもあり、充実の2時間となりました。

【前半:座学】

■獣医師になるには?獣医師の仕事とは?

まずは、もすけ先生の講義から。

獣医師になるためには、獣医大学に6年間通い、獣医師国家試験に合格する必要があるのですね。驚いたのは、その後の進路と職種の幅広さ。

もすけ先生のお話は畜産、酪農、漁業、動物園、競馬、医学研究、行政のお仕事にまで広がります。

もちろん、動物病院での獣医師としてのお仕事についても、実際のエピソードを交えたお話に子ども達は興味津々。

 

お話はどんどん広がり、インドネシアでのゾウガメの骨折治療のお話とレントゲン写真の説明までありました。
最後まで子ども達を飽きさせない、もすけ先生のトーク力。FM世田谷でレギュラー番組をお持ちだと聞いて、納得です。

■愛玩動物看護師の仕事とは!?

続いて、ひろ子先生のお話です。

動物病院での動物看護師の仕事は、受付、電話対応から診察の補助、採血や臨床検査のサポート、日常ケア、入院中やペットホテル利用中の動物のお世話、掃除洗濯まで。毎日大忙しです。電話だけでも、多い日は100件もあるそうですよ。

 

採血のお話では静脈動脈の違いや、脈の測り方を教えてもらったり、レントゲン検査とエコー検査の目的について説明を受けたり、医療に関わることも教えてもらいました。

最後はクイズタイム。犬種に関すること、犬の妊娠期間など意外と知らないことも多く、私も勉強になりました。

【後半:院内ツアー】

カウンセリングルームから。処置室、レントゲン室へ。

順番に防護衣を着てみます。

 

爬虫類が好きなゆづきちゃんは「思ったより重たかった」。

そしてトリミングルームを経て、手術室へ。

注射器の説明、注射針のゲージの違いなどについて説明を受けます。子ども達は実際に注射器を触らせてもらいました。獣医師志望のまこちゃんは、「ゲージの数字の大きさと注射針の細さが、逆なのがびっくり」。

 

ここで、もすけ先生が飼っている犬のシンバ君と猫のみはるちゃんが登場。

みはるちゃんが毎日受けている点滴のデモンストレーションです。

ひろ子先生が、点滴のための栄養剤の準備をするのを見た子ども達からは「毎日こんなことするんだ!」と驚きの声も。

あおいちゃんは「シンバがかわいかった」。ひかりちゃんは「注射を見るのは怖かったけれど、色んな仕事があるんだと思った」と感想をくれました。

盛りだくさんの2時間に子ども達も大満足で、初日が終わりました。

もすけ先生、ひろ子先生、ありがとうございました。

後編は8月12日です。今度はどんなことが学べるか、とても楽しみです。

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